Homeコラム一覧>第49回コラム 歯周病-8 (歯周病と糖尿病)

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第49回
歯周病-8 (歯周病と肺炎)

食べ物などが食道に入らず気管に入り込むことを誤嚥(ごえん)と言います。歯周病でさらに嚥下障害があると、誤嚥を引き起こした時に肺に歯周病菌が入り込み、それが原因となって肺炎を引き起こすと考えられています。これを誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)と言います。歯周病があると歯肉からの出血や膿が出るため、口の中の様々な細菌が増殖しやすい環境となるのです。「むせる」という喉の反射は食べ物が肺に入るのを防いでいますが、高齢者や要介護者などの場合「むせる」という喉の反射が起こらず、周囲の人が気付かないまま誤嚥していることがあります。
歯周病を引き起こす、あるいはそれに関連する細菌は、歯周病の方の口の中に数多く存在し口の中の細菌を肺に吸い込む可能性が高いのです。特に高齢の方で物を飲み込むことに障害を持つ方がこれに当てはまります。これは嚥下障害と呼ばれる状態で、年をとるに連れてよく起こるようになりますが、この嚥下障害を持つ人で、歯周病に罹患している人は口からの細菌を吸い込み肺に入る危険性がより高くなると言えるのです。これらの口の中の細菌は肺の深刻な感染病の原因になるのです。
肺や気管は嚥下、咳、呼吸など身体が生理的に反応することによって護られています。しかし、高齢になると、これらの生理的機能が衰えるため、自らの唾液や消化管内容物を常時慢性的に吸引したり、誤嚥したりすることが多くなるのです。これは、咳嗽(がいそう)反射や組織の防御反応そのものが衰えているので、口腔細菌感染を受け易くなるのです。誤嚥することで唾液(歯周病菌を含んだ)が気道を通って気管支や肺に入り、細菌(歯周病菌)がそこで繁殖して肺炎を起こす、誤嚥性肺炎が発症しやすくなるのはこのためです。特に、脳卒中を起こした方は寝ている間に少ずつ歯周病菌の入った唾液が肺に流れ込み、肺炎を引き起こします。認知症の方、要介護者の方、手術後(体の抵抗力が下がっているため)の方も同様に誤嚥性肺炎を惹起しやすくなります。
入院中で人工呼吸器を使っている患者さんも誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。呼吸を助けるため口から気道にかけてチューブを取り付けていますが、このチューブによって歯からの細菌はかなり肺に入りやすくなります。この場合、口腔からの感染を抑えるのではなく、口腔の汚染をなくすことが必要で、クロルヘキシジンという抗菌剤を使用することで結果的には肺炎を減少させることが出来ます。口の中の衛生状態を改善できれば、病院や高齢者福祉施設で肺炎リスクを低減できることはすでに分かっています。実はこのような結論の多くは日本での研究によるものなのです。
歯の病気を防ぐためだけでなく、体全体の健康のためにも口の中を綺麗に保つことが重要なのです。お口は食事のための入り口だけでなく、呼吸をするための入り口でもあるのです。

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