出産前から学童期までの予防歯科

年代別予防法

お子さんの歯は、日々成長し変化していきます。それぞれの時期に合わせて、ポイントをおさえた効果的な虫歯予防をしましょう。ご家庭でのケアの注意点もご紹介します。

 
*妊娠期の虫歯予防

(1)お母さんの注意点
命を育む女性の口腔内環境を整えるためマタニテイ歯科外来とうい考え方が定着しつつあります。妊婦さんの口腔管理を行うことで、生まれたお子さんの口腔環境を整えることができるとの研究結果もあるのです。妊妊娠中は、ホルモン分泌が変わるため唾液が酸性にかたむきやすくなり、悪阻により磨く頻度が減ることも多く、虫歯や歯周病になりやすくなりるのです。特に歯周病は早産や低体重児出産のリスクが高いので、妊娠安定期に入ったら歯科を受診することをおすすめします。妊娠中はだらだらと長い時間かけて食べることはせず、規則正しい食生活を心がけましょう。
虫歯は虫歯菌の感染によって起こります。生まれた直後の赤ちゃんはお口に虫歯菌は存在しません。お母さんやご家族の口移しによって感染するのです。ですので、妊娠しているときに積極的に歯科健診を受け出産前に歯の治療をしておくこと、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受け虫歯菌と歯周病菌を減らすことが大切なのです。離乳期に入ったら、食事の前に歯をみがく習慣も必要です。

>>母子感染(コラムへ)
『お口の中の母子感染と虫歯菌の発生について』<コラム第37回>


(2)バランスの良い食生活で強い歯を
妊娠中の充分な栄養補給は、お腹の中の赤ちゃんの歯の土台形成に大きく関与するのです。バランスのとれた食生活を心がけましょう。妊娠中には牛乳・乳製品など多様な食品を組み合わせてカルシウムが摂取できるよう、偏りのない食習慣を確率しましょう。お腹の赤ちゃんはお母様のカルシウムを「奪い取る」とも云われています。カルシウムは血液の成分に必要ですし、骨や歯を造るための重要な栄養素です。十分な栄養を吸収した良い歯質を持つ赤ちゃんは、生まれながらに虫歯になりにくい歯質を得られるのです。肉、魚、卵、大豆料理など良質なたんぱく質を含む食品をバランス良くとりましょう。

子どもの歯みがき5つのポイント

1) むし歯は夜つくられます
その日のよごれはその日のうちに落としましょう。
2)  むし歯ができやすい場所は
◎ 歯の咬む面  ◎ 歯と歯の間 ◎ 歯とはぐきの境目です しっかりみがきましょう。
3) 歯ブラシはみがきたいところへ直角にあて、ソフトタッチでみがきましょう。
4) 歯磨き剤は、仕上げ磨きのじゃまになるのでつけなくてよいのです。
5) 仕上げ磨きは9〜10才までおこないましょう。

 
*乳幼児期の虫歯予防

(1)正しい食習慣を
食生活の乱れは虫歯のリスクを高めます。この時期いちばん大切なのは、正しい食生活です。甘い物や味が濃い物は極力あたえるのをやめましょう。虫歯だけでなく味覚形成にも問題が生じます。また味の濃い食べ物は、より頻繁に水分補給が必要になるので咬まずに流し込む食事になってしまうのです。
おやつは三度の食事の補食であり「第4の食事」とも云われているのです。糖分を多く含んだお菓子はできるだけさけ、おにぎりやお芋、果物などを食べさせましょう。
離乳食から幼児食の食事は「食育」の根幹になるものです。赤ちゃんにとって、食べやすいもの、食べにくいものを把握して、幼児食の進め方を勉強しましょう。
>>幼児食の進め方についてはこちら(コラム)
『歯からみた幼児食の進め方 -1 歯の萌出と咀嚼機能の発達』<コラム第38回> 
『歯からみた幼児食の進め方 -2 歯の生える時期と幼児食』<コラム第39回>
『歯からみた幼児食の進め方 -3 歯の生える時期と幼児食』<コラム第40回>

 

(2)歯みがきの習慣を身につけましょう
歯が生えてきたら歯みがきのスタートです。歯みがき習慣のために、毎日お母さんやお父さんがみがいてあげましょう。毎日、お口に磨く刺激を与えることでお子さんもだんだん上手にみがかせてくれるようになるのです。3歳ごろまではお母さんやお父さんがメインでみがいてあげましょう。全ての歯の面をひとりでみがけるようになるのは運動機能の発達上、9歳ごろになるので「後磨き」を持続して習慣づけましょう。
>> 虫歯を作らせない家庭での磨きかたはこちら(コラムへ)
コラム第36回 『ムシ歯を作らない乳歯の歯磨き方法について』

1才半前後での予防のポイント
6か月ごろ下の前歯からはえはじめた乳歯は、1才半ごろになると上下の前歯12本と奥歯4本がはえはじめます。1才をすぎたら哺乳びん、母乳からそろそろ卒業し、寝かしつけのためにミルク、果汁、乳酸菌飲料、スポーツ飲料を利用するのはやめましょう。甘味をとる習慣をつけさせないことが大切です。
離乳食のあとはお茶や湯ざましを飲ませて、口の中をきれいにしましょう。

3才前後での予防のポイント
乳歯は20本全部はえそろいます。何でも食べられるようになる反面、甘いものにふれる機会も多くなります。乳歯のむし歯が増加しはじめるのもこの頃です。甘いスナック菓子、ジュース、歯にべったりつくお菓子はできるだけさけましょう。
歯ブラシをもたせる習慣をつけましょう。
仕上げ磨きはかならず保護者が寝かせ磨きをしましょう。
仕上げ磨きは奥歯の咬む面、歯ぐきとの境い目を1カ所10回は磨いてください。
歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじでも可)できれいにしましょう。
1日のよごれは寝る前に完全に落としましょう。
必要に応じて歯科医院でフッ素を塗ってもらうのが効果的です。

(3)定期検診でフッ素塗布を受けましょう
乳歯は8ヶ月ごろから生え始め、3歳ごろに生えそろいます。生えそろってから2〜3年間がいちばん虫歯になりやすい時期なので、定期検診を受診しフッ素塗布などの予防処置を受けましょう。
>> フッ素についてはこちら(コラムへ)
『フッ素塗布についてはこちら』<コラム第9回>

 
*学童期の虫歯予防

(1)虫歯多発の要注意期間です!
6〜12歳ごろは、少しずつ乳歯から永久歯へ生えかわる時期。ですから、この年代も歯みがきがとても重要なのです。生えたばかりの永久歯は未成熟なため、酸に対する抵抗力がとても弱いのですぐに虫歯が発生するのです。

 

(2)定期検診とフッ素塗布を続けましょう
虫歯予防のために、定期検診を受診して歯みがき指導、フッ素塗布などの予防処置を受けましょう。フッ素入り歯みがき剤やホームジェルを使ったセルフケアも効果的です。
>> フッ素ホームジェルについてはこちら(コラムへ)
『フッ素ジェルについてはこちら』<コラム第8回>

 

(3)健全な歯と身体のために、正しい食習慣を
朝ごはんをしっかりとることで、身体がしっかり目覚めます。
食事のリズムをくずさず、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
おやつは、夕食に支障のない時間帯に適量をとるようにしましょう。甘すぎる物やお菓子はできるだけ控えましょう。
お手伝いや体験学習などに参加して旬の食材や季節の野菜などさまざまな食品に関心を持たせることも必要です。

 

(4)お母さんの仕上げみがきはまだ大切!
歯並びの複雑なこの時期は、歯ブラシの当て方など、歯みがきにコツがいる時期です。歯科医院での歯みがき指導と併せて、お母さんも歯みがき指導をしてあげる必要があります。9歳ごろまでは仕上げみがきを続けてあげましょう。

6歳前後での予防のポイント
5〜6歳になると下の前歯がぬけかわり新しい永久歯がはえてくるのに前後して、口の中の一番奥に大きな永久歯がはえてきます。この歯を六才臼歯(第一大臼歯)といいます。
六才臼歯は一番奥にはえてくるので気づかないことが多く、歯みがきがおろそかになります。
はえたての歯はむし歯にかかりやすい性質があります。
他の歯に比べて咬む面の溝が深く、たべかすがたまりやすいです。
はえたての六才臼歯は乳歯より一段低い位置にあるので、歯ブラシを口の真横から入れて、溝の中のかすや歯の周囲を念入りに磨きましょう。仕上げみがきは子供の頭をかかえて後ろからやってあげてください。必要に応じて歯科でシーラント処置やフッ素を塗ってもらい歯を強くしましょう。

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