お子さんの虫歯予防法について

お子さんのための虫歯予防法

歯は年をとると自然に駄目になってなくなるのではありません。老化が原因ではなく「虫歯」と「歯周病」が歯を失う二大原因なのです。歯がなくなるのを予防するためには虫歯が発生する前に歯医者さんに行く習慣を作ることが大切なのです。歯科医院で行うプロフェッショナルケアとご家庭で行う歯みがきなどのセルフケアとを併用することで、「虫歯」や「歯周病」の予防効果は格段に上がります。虫歯を作らせないためには、歯の生え始めのころからの習慣が大事なポイントになるのです。生え始めのころは歯ブラシは使えませんので、小児歯科専門医による指導をうけることをお勧めします。離乳後のおやつやには「食育」の考えもとりいれましょう。歯みがきなどの正しい習慣をお子さんの身につけさせるには、ご家族の協力が不可欠です。

 

定期検診

保険診療として受けることができます。3か月に1回、歯みがきなどのでは除去できない箇所の汚れと細菌で形成されたプラークを取り除き、清掃状態などをチェックします。厚生労働省の調査では、日本人は50歳を過ぎると10年間に平均5.4本の歯を失っています。言い換えると歯が痛いときだけ歯科を受診する人は、10年間で平均5.4本もの歯を失っている事になるのです。それにひきかえ、定期検診を続けている人は50歳から歯を失う本数は10年間で平均0.7本です。そして日本人の定期検診受診率はたった3%なのです。その結果、60歳の時点で日本人の歯の半分以上が失われることになるのです。予防歯科の先進国であるスウェーデンやフィンランドでは定期検診受診率は80%以上。80歳の人は平均で20本以上の歯を残し,一生入れ歯を入れることなく人生を謳歌しています。定期検診を続ければ、高齢になっても自分の歯でおいしく食べることができ、歯科治療に時間やお金をかけずにすむのです。ぜひ、子どもさんのときから定期検診を受診する習慣を身につけてさせてください。お子さんだけでなくお母様、お父様もご自身の歯を失わないために定期検診にいらしてください。

【定期検診の内容】
・3ヵ月に1回、保険診療で行えます。
・虫歯と歯周病の検査を行います。
・歯の清掃状態のチェックをします。
・ご自身では落としきれない箇所の汚れ(虫歯菌や歯周病菌)を取り除きます。


シーラント

歯を削らずに奥歯の食べ物を咬む面の溝に特殊な樹脂をつめて虫歯を予防する方法で、保険で行うことができます。溝が深い乳歯や、生えたばかりの永久歯が適応になります。奥歯の溝は歯ブラシの毛先より細くて深いので、汚れが落としきれずに虫歯になりやすいのです。そのためにフッ素を含んだ特殊な樹脂で溝の中を埋めてしまう予防処置法なのです。
シーラントは歯の溝の虫歯予防には効果的ですが、歯と歯の間の虫歯や歯と歯肉の境の虫歯などすべての虫歯を予防するものではありません。日頃からの歯みがきと、フッ素塗布や定期検診の併用受診をお勧めします。

 

フッ素塗布

フッ素には歯の表面の歯質を強くする働きと、虫歯菌の活動をおさえる働きがあります。歯科医院で行う高濃度のフッ素塗布と、ご家庭でフッ素を使ったセルフケアを行うことが可能です。歯科医院で行うフッ素塗布には、歯ブラシによる塗布・トレー法・隣接面塗布法・フッ素イオン導入法があります。ご家庭でのフッ素使用にはフッ素のホームジェル・フッ素洗口法・フッ素入り歯みがき剤の使用があります。フッ素のホームジェルやフッ素入り歯磨剤の中には長期間使用すると歯の表面が黒くなる製品や予防効果が得られない製品もあります。歯が黒くなることを知らないで勧める歯科医院もあるようなので注意が必要です。そのため、個々のお子さんのお口の状態に合わせた使用法を日本小児歯科学会専門医の指導下に行うことが大切なのです。
>> フッ素についてはこちら(コラムへ)
『フッ素ジェルについてはこちら』<コラム第8回 >
『フッ素塗布についてはこちら』<コラム第9回>
『フッ素洗口法についてはこちら』<コラム第10回> 
『フッ素の雑学はこちら』<コラム第11回>

 

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

お母さんが仕上げみがきをしてあげても、歯の裏や歯と歯肉の境など除去が難しい箇所の汚れは残ってしまいます。残った汚れは歯石になってしまうので、歯ブラシではとれないことも多いのです。汚れを専門の機械で徹底的にクリーニングするのがPMTCです。やわらかい特殊な機器を使うので痛みはありません。みがきあがった歯は清潔な状態になり、汚れもつきにくくます。成人の方もPMTCを受けることができます。詳しくはお問い合わせください。


お子さんの仕上げみがきのコツ ---膝のうえに頭をのせてみがきましょう

お子さんの頭をお母さんの膝の上にのせて、歯医者さんでブラッシングを受けているような体勢を作るのがおすすめです。お口の中がよく見え、しっかり確認しながらみがくことができます。お子さんは細かい運動機能が未熟で、全ての歯の面に歯ブラシをあてるのが難しく、握力も弱いためホッペのお肉や唇の周りの筋肉を排除して歯ブラシを歯の面にあてることができません。そのために、9歳ころまでは仕上げみがきをしてください。
>> 虫歯を作らせない家庭での磨きかたはこちら(コラムへ)
『ムシ歯を作らない乳歯の歯磨き方法について』<コラム第36回>

 

仕上げ磨きの歯ブラシは鉛筆をもつように

お母さんの仕上げ磨きは、鉛筆を持つときと同じように持つと余計な力が入らず歯ブラシを細かく動かせます。他の持ち方をすると、歯ブラシの毛先に力が入りすぎて歯ぐきを傷つけてしまう可能性もあるのです。軽くやさしくみがいてあげましょう。
ブラシを横方向に細かく動かすと歯垢(プラーク)が取れやすくなります。1本あたり、10回以上5mm幅で細かくみがくのが理想です。大きく動かすと逆に汚れが落ちにくくなり、歯ぐきも傷がつきやすくなるので注意してください。

 

歯みがき剤は

 日本小児歯科学会では乳歯列(大人の歯がはえてこない時期)への歯みがき剤の使用を推奨していません。歯みがき剤による泡だちで、上手に磨けないことが多いのです。歯に着色が着きやすい方は、小児歯科専門医にご相談ください。

「食育」の考え方と必要性

豊食といわれる中、子どもたちはさまざまな種類の食べ物を口にすることができます。欧米から伝わった甘く歯につきやすいお菓子、インスタント食品、加工食品のような便利なものも次々と発売されています。その一方、食品アレルギーや肥満や誤嚥など「食」に関する多くのトラブルが発生しています。
「食育」は子どもたちに正しい食生活を身につけさせていこうという考え方です。離乳食から幼児食の食事は「食育」の根幹になるものです。赤ちゃんにとって、食べやすいもの、食べにくいもの、身体にいいもの、歯にいいものを把握して、幼児食の進め方を勉強しましょう。
>>幼児食の進め方についてはこちら(コラム)
『歯からみた幼児食の進め方 -1 歯の萌出と咀嚼機能の発達』<コラム第38回> 
『歯からみた幼児食の進め方 -2 歯の生える時期と幼児食』<コラム第39回>
『歯からみた幼児食の進め方 -3 歯の生える時期と幼児食』<コラム第40回>

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