歯周病と歯周病予防について

歯周病は歯と歯肉(歯茎)と歯を支える骨に発生する病気です。厚生労働省は6年ごとに歯科疾患実態調査を実施しています。歯を失う原因の一つとなる歯周病は 中高年層で4割を超え、50代後半〜70代前半は5割前後に達しました。一昔前は歯周病というと高齢者のみの病気と思われていましたが、10代に発生する 若年性歯周炎や20代〜30代の若い人でも歯周病に罹患する方が激増しているのです。歯周病原菌はムシ歯菌と同様、食べ物の口移しによって他の人に移る感 染症です。痛みを伴わずに進行し歯の周囲を支えている骨が壊れて溶け出して歯肉が退縮していくのです。急性症状では歯茎に痛みがでます。慢性的には腫れ、 出血、排膿などがみられ口臭も発生します。


歯石はプラーク(汚れや磨き残し)からできます。プラークを1日に1回でもきちんと完全に除去していれば歯石はできません。なぜなら、プラークは時がたつ につれて歯石に変化していくものだからです。歯石ができてからとればいいのだという考えでいると、歯周病は確実に進行していきます。歯石がつかないように しようとプラークを毎日除去していれば、歯周病の原因であるプラークはなくなりますから、歯周病は進行せずに治っていくのです。


歯石には、白と黒の二種類があります。歯肉の上に見える「白い歯石」と、歯肉の中にあって外からは見えない場所である歯根の表面にへばりついている「黒い 歯石」です。歯周病の治療で最もやっかいなのはこの黒い歯石です。歯肉の中の奥深い場所にあると、手探りで器具を使ってとるので非常にむずかしく、場合に よっては歯肉を切り開く手術をしなければならないときもあります。歯周病の治療とは、細菌を歯と歯肉のすき間に入れないようにすることですから、黒い歯石 が歯肉の中にあると歯肉と歯の根がくっつくことができなくなり、菌が中に入りこんで骨を溶かし、歯周病をさらに進行させることになります。

 

歯周病治療

歯周ポケットの中に付着した白い歯石を取り除いていきます。主に超音波スケーラーとハンドスケーラーという器具を使います。その後、何回かに分けて歯の根についた黒い歯石を除去します。

 

歯周病は予防できます

歯周病は、予防できる病気です。歯周病予防は、その原因となるプラークや歯石をためないこと、そして増やさないことが基本なのです。ですので、正しい歯みがきでプラークや歯石を取り除き、お口の中を清潔な状態にしておくことが大切です。セルフケアでは落としきれない汚れはあるものなので、歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングなどを三か月に一回は定期的に受けることがきわめて有効なのです。

 

歯周病予防のための歯みがきのポイント

特に注意したい場所は歯と歯の間、歯と歯肉の境目などの歯ブラシが届きにくい奥歯です。歯ブラシの毛先をみがきたいところに確実に当て、鏡を見ながらブラッシングしましょう。毛先が届いているかどうか確認できるのでおすすめです。
力を入れてみがくと歯ブラシの毛先が開いてしまいます。そのような歯ブラシでみがき続けると、汚れを落とすことができないばかりか歯肉を痛めてしまいます。力の目安は、毛束がまっすぐなまま歯面に当たる程度です。

 

歯医者さんで定期検診(メインテナンス)を受けましょう

厚生労働省の調査では、日本人は50歳を過ぎると10年間に平均5.4本の歯を失っています。歯が痛いときだけ歯医者さんを受診する人は、10年間で平均5.4本もの歯を失っているのです。それにひきかえ、定期検診を続けている人は50歳から歯を失う本数は10年間で平均0.7本です。そして日本人の定期検診受診率はたった3%なのです。その結果、60歳の時点で日本人の歯の半分以上が失われることになるのです。予防歯科の先進国であるスウェーデンやフィンランドでは定期検診受診率は80%以上。80歳の人は平均で20本以上の歯を残し,一生入れ歯を入れることなく人生を謳歌しています。定期検診を続ければ、高齢になっても自分の歯でおいしく食べることができ、歯科治療に時間やお金をかけずにすむのです。 メインテナンスは、お口の病気を予防し健康な状態を維持していくためのもの。特に歯周病は、再発の多い病気です。歯みがきが不十分だったり定期検診を怠たると、細菌が活動しやすい状態になって再発します。定期検診を継続することは、歯周病の進行を防ぐためにもとても大事なことなのです。

一生自分の歯で咬むために、トラブルがなくても定期的に歯医者さんに行きましょう!

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